2010年2月17日 シンポジウム
「食」と「農」をつなぐ、日本を元気にする
去る2月17日、フードジャパンネットワーク(事務局:早稲田大学公共政策研究所)では
FOOD ACTION NIPPON、農林水産省と連携、キッコーマン様、JA全農様、東京ガス様、
富士通様に協賛いただき「日本の食文化」「日本の食と農の現状」「日本の食と農の可能性、今後のあるべき姿」への関心を高める機会として、『「食」と「農」をつなぐ、日本を元気にする』シンポジウムを実施いたしました。
日本の料理や食材は、世界中から注目されており、料理人の技術はもちろんのこと、
日常の食事の中で培われてきた季節感、食に対する意識、味覚の高さが幅広い裾野と
なって日本の食を支えてきたといえます。
他方で食の崩壊、農林水産業の衰退など、日本の「食」が危機的状況であることに対して、
国民の関心は高まってきているものの、自分ごととして捉えていない現状があります。
こうした状況の中で、自分たちの「食」、そしてそれを支える大本としての農林水産業に
ついてどう考え、自分としてどう行動するか、国民一人一人が自発的関心を持ってもらうように働きかける機会が必要であると考え、本シンポジウムを実施したものです。
当日は赤松広隆農林水産大臣による基調講演も行われ、新たな「食料・農業・農村基本計画」の策定に向けてのお話をいただきました。
シンポジウム詳細は、下記ホームページからご覧いただけます。
NIKKEI NET特集[農BIZ最前線〜ニッポンはおいしい!]
パネルディスカッション第1部
第1限 9:00〜10:30 榊原英資氏(早稲田大学教授)
イントロ 〜風土・歴史・交流=食から文化を考える
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食は食文化の形成のみならず、そこで暮らす人々の生活様式や文化にまで影響を与えるものです。
第1部では、国際的な比較を横軸とし、日本の地域社会、文化の歴史的な観点を縦軸として、大きな視点からの日本の食の現状と、今の日本が抱える問題点、今後の日本の食の可能性について、討議をしていただきました。 |
パネリスト
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川勝 平太氏
静岡県知事
1948年京都府生まれ。早稲田大学政経学部卒業、同大学院修了。オックスフォード大学院修了(哲学博士)。早稲田大学政治経済学部教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学学長を経て2009年7月より現職。著書は『富国有徳論』(アジア太平洋賞特別賞)、『鉄砲を捨てた日本人』、『文明の海洋史観』(読売論壇賞)など多数。
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熊倉 功夫氏
財団法人林原美術館館長
1943年東京生まれ。国立民族学博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。日本文化史、茶道史専攻。茶道史、寛永文化研究のほか日本の料理文化史や柳宗悦と民芸運動など幅広く日本文化を見据え、旺盛な評論活動を展開。主な著書は、『茶の湯の歴史』『近代数寄者の茶の湯』『後水尾天皇』『日本文化のゆくえ』『文化としてのマナー』『柳宗悦と民藝運動』『日本料理の歴史』『茶の湯といけばなの歴史 日本の生活文化』などほか多数。
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西川 恵氏
食コラムニスト
1947年長崎県生まれ。東京外国語大学卒(中国語専攻)。1971年に毎日新聞社に入社、テヘラン支局、パリ支局、ローマ支局などを経て、1998年から2001年まで外信部長。2002年より専門編集委員として、幅広い分野の記事やコラムを執筆。2007年にフランス政府から農事功労章を受章。著書に『エリゼ宮の食卓』『国際政治のキーワード』『ワインと外交』などがある。
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浜 美枝氏
女優・ライフコーディネーター
東京生まれ。16歳で女優デュー。以来、数多くの映画・テレビに出演。現在は、女優・主婦・母としての豊かな経験を生かし幅広い分野で活躍する。また、農林水産省などの各審議会委員として、「農・食・環境・文化の継承」について実地活動を行っている。近畿大学が2010年春に新設する「総合社会学部」の客員教授として就任予定である。著書は『子どもの「おいしい!」を育てる』 『浜美枝 農と生きる美しさ』など多数。 |
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<モデレーター>
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榊原 英資氏
早稲田大学教授
東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1995年超円高危機の日本経済にあって外為市場でダイナミックな円売り介入を実施、「ミスター円」と呼ばれる等、日本の為替政策の 主役の一人として今なお国際的に名を馳せている。1999年に大蔵省退官し、慶応義塾大学教授に転じ、2006年からは早稲田大学教授、インド経済研究所所長を務める。著書は、「食がわかれば世界経済がわかる」(文藝春秋)、「幼児化する日本社会」(東洋経済新報社)、「日本は没落する」(朝日新聞)、「政権交代」(文芸 春秋)、「知的食生活のすすめ」(東洋経済新報社)など多数。
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パネルディスカッション第2部
食のプロたちが現場から読み解く日本の食事情
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第2部では、料理のプロ、食材流通のプロなど、食の現場にいるプロの方々がとらえている日本の食の問題をわかりやすく提示、その中で、諸外国との対比も交えながら、今後国民がどのような行動につなげればよいか、を討議をしていただきました。
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パネリスト
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田崎 真也氏
ソムリエ
1958年東京生まれ。レストランで料理の修行中、ワインの世界に触れ感化される。その後本場フランスに渡り、ボルドー地方のワイン蔵を訪ね歩く。1995年世界最優秀ソムリエコンクールで優勝、ソムリエ世界一になる。2008年に農林水産省「食料自給率戦略広報推進事業」FOOD ACTION NIPPONの推進本部食料自給率向上推進委員に就任、 本運動を日本全国に広げるために活動中
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徳岡 邦夫氏
京都吉兆嵐山本店総料理長
1960年生まれ。「吉兆」の創業者・湯木貞一氏の孫にあたる。15歳のときに京都吉兆嵐山本店で修行を始める。 1995年から、京都嵐山吉兆の料理長として現場を指揮している。2008年7月に開催されたニューヨークの「ジェームズ・ビアード財団 マスターピースダイニング」にも招聘される。2009年、ミシュランにて、「京都吉兆嵐山本店」で三つ星、「花吉兆」で一つ星を獲得。 |
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仲野 隆三氏
JA富里市常務理事
1949年生まれ。44年に富里村農協に入組以来、営農・経済部門を担当し、平成15年から常務理事。「JAと食品産業を繋ぐコーディネーター」として、JA販売事業に従来の枠を超えた新しいビジネスモデルを創出し、生産者の意識改革と地域の活性化をはかってきた。「農業は販売先を確保しないと担い手は育たない。産直も含めてどのように販売提案するか。毎日異業種との交流に触発されることがエネルギーになる」を胸に、一次産業復興のため活動中。 |
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長本 和子氏
イタリア食文化研究家
仕事で外国に行き、イタリアに魅了される。イタリア料理を学ぶために国立ホテル学校に留学。その後イタリア料理関係の通訳等を経て、1997年、ict食文化企画を設立。イタリア・トリノにあるICTと共に、イタリア料理・ワイン研修を企画。2006年東京白金台にリストランテ カシーナ・カナミッラをオープン。著書に「イタリア野菜のABC」(小学館)「シチリア海と大地の味」(文化出版)がある。 |
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横内 誠氏
級。内商店代表取締役社長
1974年大阪生まれ。2003年に〜産地直送のこだわり〜(有)横内商店を起業。日本全国の情熱・こだわりを持つ、すばらしい生産者とレストランとの懸け橋となり、その「こだわり」「情熱」を伝えている。生産者の生産意欲の向上、さらに中間流通の簡素化により「より新鮮」「より低価格」「より明確」な商品供給を行うために活動中。近年、フランスより高品質な親鳩を輸入し、茨城にて鳩の生産を開始。 |
<モデレーター>
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犬養 裕美子氏
レストランジャーナリスト
東京都生まれ。上智大学文学部卒業。食専門の編集制作会社、レダック所属。 東京を中心に、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界のレストラン事情、食文化を取材してまわる。「CASA BRUTUS」「TITLE」「VOGUENIPPON」「MISS」など男性誌、 女性誌を問わず連載多数。「東京ハッピー・レストラン06-07」は女性のためのガイドとして独自の視点が絶大な支持を受ける。2007年より世界規模のレストランランキング 「the Worlds 50 Best Restaurants」の日本エリアの代表を務める。
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